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■12月4日に入籍した。邪な理由だったかもしれない。けれど、いずれかは結婚するのだし、今で良くない?という呑気な彼の態度に安心して、OKをした。後悔は今のところ、まったくない。今後も何事もない、と断言は出来ないが、現状維持で、やっていきたい。

情緒のほうはというと、入籍前となんら変わらず平常に不安定である。酷く泣く日もあれば、ケタケタ笑い転げ眠る日もある。波はあるけども、以前と違うのは確固たる孤立感が無い、ということ。

今日、Amazonで注文していた文庫の「錯覚する脳」という本が届いた。確か3章までで、もう2章まで読み進めた。

旦那はというと、音楽アプリで楽曲を作っていたので、放っておいたらどうやら寂しかったらしく、調子を崩してしまった。わたしは不自由な言葉で、でもありのままをなるべく柔らかく話した。励ましになっていれば幸いだけど。そのあとは、わたしの番。わたしが不安発作で錯乱状態となり、今度は旦那に励まされ、一緒にお風呂に浸かり、sexをした。旦那とのsexはなんというか意識が空中で分解してしまうような心と身体が切り離され感覚のみが振動し合う、シンクロする儀式のようである。わたしはその瞬間、忘我の状態にあり、酩酊しているような恍惚感に果て、トランスする。この、儀式が無くては、もう生きていくのも困難かと思うほどに愛しく、温かい。

ココロを丸めて、今日は早めに眠り、明日は旦那の派遣先の渋谷に繰り出します。おやすみなさい、またいつか。